平成20年度春季強化合宿を終えて
平成20年度チームちばジュニア強化練習の最終に位置づけられる「春季強化合宿」が、14日(土)〜15日(日)に無事終了した。
本年度の強化練習会は、いよいよ2年後に控えた国体を見据え、3年生に積極的に参加する働きかけをしたり、高体連の協力を得ながら、高校生との合同練習などより高いレベルの練習を行ってきた。そして、この「春季合宿」は、シーズンを目前にした、強化練習の総まとめとも言える重要な位置づけである。 14日(土)は、悪天候の影響で、時間・場所とも大きな制約を受けた。しかし、各ブロックのコーチの工夫と選手の練習意欲のおかげで、悪条件の中でも集中した気持ちのある練習をすることができた。集まった大半の選手が冬季合宿・練習会と場数を踏んできている。それゆえ、多くの学校の選手が集まっているにもかかわらず、「チーム」として一体感のある雰囲気で練習ができたことは、今年の大きな収穫のひとつである。また、競技力だけではなく、礼儀・マナーなど千葉県を代表する選手の集まりになっていることも特筆できるであろう。
15日(日)は、気持ちの良い晴天に恵まれ、各ブロックともシーズンに向けた質の高い練習が行われた。タイムチェックや細かい技術指導が熱心に行われ、「いよいよシーズンイン!!」という空気が競技場内をつつんだ。選手の目も真剣で、冬季練習で課題にしてきたことの成果をコーチに見てもらい、積極的にアドバイスを求める姿も多く見られた。「関東総合優勝。全国出場者100名」がT&F部門での千葉県の目標である。 昨年度は、関東男子総合、全国大会はのべ80名を越える選手が新潟の地で戦うことができた。また、梨本くんの日本中学記録樹立や男子リレーの日本中学記録、成田西中学校の4×100mRの2連覇など話題が多かった。今年の千葉県勢は、昨シーズンがあまりにも話題豊富だったためにやや地味なイメージを持たれがちである。しかし、そのような先輩方の後ろ姿をしっかりと見て学んできた後輩たちは、着実に力をつけてきている。そして、その先輩たちに追いつけ追い越せと個々の夢や目標、モチベーションは非常に高い。これが、「強い千葉」の根幹なのであろう。いよいよ4月から2009年度のシーズンが始まる。今年も関東・全国で「黄色い軍団」が大暴れしてくれることを期待したい。